お月さん見てたら何かいいたくなって、「あいしてるよ」って呟いてみたらハズレだったみたいで言い知れない不快感だけが残った。あのお月さんは誰だったんだ?
たまの世界観は私の視界とよく似ていて、それゆえに違う世界に引っ張ってくれる気がする。すごく好きだけどそればっかり聞いていると本当に世界の狭間とかに落っこちちゃいそうだから怖いのだ。たまのラブソングは悶えるくらいに浮かび上がってくる情景があるのに気づかないのかな。


自分の性別や容姿や性格はきっと、自分で思うようなのとはまるで違っていて、そうやって見えるわたしだから考えすぎって言われるのかな。中身も外側もきっと恐れているほどにへんてこりんな人物ではなくて、普通にいて普通に人に好いてもらえる普通の人に過ぎなくて、でもそれはその人が日々沢山の人を見るうちに見出す座標の上の位置にすぎなくて、わたしはいつもわたしのしか視点を持てないし、だからわたしにわたしは最も独特な有様の人間であって、そりゃへんてこりんにもうつるわけだ。