ハッピーマンデイ

今日は比較的ハッピーな月曜日だったけど、ハッピーマンデイは嫌い。連休より、平日にスポッて開いた穴みたいな休みのほうが好きだし安らげるんだけどな。

久しぶりに上野に行きました。3年ぶりかな。ゼミの先生にチケットもらったシャガールの最終日で、ちょうどドイツ語が休講だから行ってきた。
午前中の上野はもう日差しがつよかったけど、久しぶりの上野公園をちょっと満喫した。空も快晴で空気もいい感じで、いっぱい息を吸い込みたくなったけど、最近昔より息をするのが下手になった気がする。思いっきり吸えなかった。肺活量の問題かな。時間と道を選べば大道芸が見れたかも知れないけど、準備中の人しかいなかった。
シャガールは、それなりに込んでた。美術館自体も変わった感じだったし。1階と3階バラバラに展示スペースがあったからエレベータ待ちがあったり。私自身はシャガール興味なくて、学芸員過程じゃなかったらタダ券て分かってても行かなかったかも。結果的には行ってよかった。まあ券もらって行かなきゃよかったは嫌いだったとしか言いようがないけど。最初の「ロシアのネオ・プリミティヴィスム」は、こういうの好みじゃないな。線のきれいなやつが好きだし。とか思った。ずいぶん雑な分け方に見えるかも知れないけど、その線が輪郭線であれただの境界線であれ、そこが好きになれないやつは、なんか気に入らない。とりあえず第一展示室は好みじゃなかった。次の「光と影」はポスターにもなってた《ロシアとロバとその他のものに》が色彩的に好き。背景とか赤い牛とかドーム型の教会とかの色合いがきらきらして見えた。彫刻は正直うーんって感じだった。レオポルド・シュルヴァージュの《カップのある静物》を見て、静って言うのは静⇔煩じゃなくて静⇔動で止に近いよなって思った。題名がNature morteってなってて、フランス語知らないけどなんとなく、そうだよな、静物はただの訳語みたいなもんだよなってしみじみ思った。やたらと賑やかだったんだ。3階に上がってここからは楽しかった。「ロシアへの帰郷」は《立体派の風景》がとても可愛い色合いだった。ちょうど最近いいなって思ったヨエコさんの「色々」のジャケット絵に色が近くて。よ〜く見たらそんなに好きでもないかなって思うけど、第一印象で一番気に入った絵。ここで一番気に入ったのは立体だけどマレーヴィチの《Alpha》《Gota》《Zeta》。白い建築物の模型で、無駄だらけなのにうるさくなくて、かわいい?。なんか戦艦の司令室みたいなのもあってこんな建物あったら面白いのにな〜と思った。「シャガール独自の世界へ」は割と全体的に好きだった。最初に比べれば断然じっくり見ようとしてたと思う。でも具体的にどれってなると、なんともって感じ。でもポスターになってた《日曜日》は本物の大きさで見たからってのもあるけど、ポスターのきついオレンジのようなピンクのような色に邪魔されてなくてふわっとした感じで気持ちいい絵だった。最後に展示してあった《イカルスの墜落》ではイカルスが自分で待ちの人が故郷の村だろうって説明がついてて、必死になって村人の表情を読もうと思ったけど、なんかよく分からないはぐらかされた気分になった。でも手を掲げたりキャッチする姿勢の人が見えたからなんか安心して出てこれた。2つのテーマの間にシャガールが手がけた「魔笛」の舞台美術のイメージ画がいっぱい並べてあって、まずたくさんの衣装のイメージ画が並んでた。普段唐突にこういう絵を見たらすぐ目を離して興味も失うんだけど、なんでかとても面白い物を見てる気分だった。紙に鉛筆と絵の具で絵を描いた上に、小さい布の切れ端がくっつけてあって、それがたまに極小サイズで、これをシャガールが一生懸命くっつけたんだよなあって思ったらなんか絵がいとおしく思えた。背景幕は、きっと魔笛見たことあったらすごい面白いんだろうなって感じがした。知らなくても面白かったけど。舞台本体から木や岩みたいな大道具までいろんなアイディアがそこら中に見えて、これ見た人はとにかくうらやましいなって思った。大きく引き伸ばされていたシャガールや役者さんとか舞台の写真はみんなモノクロで、惜しい!なぜだ!って思った。親が生まれたころの写真ってモノクロだったっけ?そんなことを思う頃になって気づいた、私ちょっとシャガール好きになってる。ちょっとびっくりした。図録欲しいとまでは思わなかったけど。でも2200円(多分)だったから図録にしては良心的?まあそんな財力ないし相当欲しいものじゃなければ2回同じのでも他のでも博物館なり美術館行ったほうが得だよね。価値観の問題ですが。

なんかすごい、自分でもびっくりするような勢いで書いた。読み直したら絶対削っちゃうけど、一気にこれだけ書いたってなんか新鮮だ。読んだらだらだら書いているように見えるか、もしくは全然たいした量じゃないように見えるだろうな。でも家に帰ってこんなにありありと展覧会の内容を思い出そうとしたり、実際に思い出すような作業をしたことがなかったからたのしいなあと思った。とにかくって書くほどにまとまった意見はないけど面白かった。福岡近い人は23日からあるようなので行ってみたらよいかと。



吉野家に私もう一人で行けます。牛鍋丼食べたさに週1でかよう。5週連続で行ってるうち2回はぼっち。なんとも思いません。牛鍋丼が好きだ。
チョコボールの銀の天使5人目に出会った。これまで何個かもらってきたけど久しぶりにおもちゃのカンヅメ。宇宙缶だって。大学の購買で買うと2分の1であたる。4箱買って2回出た。1回目はイチゴ味で、今日のはダブルチョコ。基本ピーナツ派だけど、サクサクしたのをついつい選んでしまう。次は久しぶりにピーナツにしよう。

友達の日記がきらきらしてて嫉妬心というか嫌な感情が湧く。きらきらって言うのは、視覚的にじゃなくて、言葉がきらきらしてる。いろんなところでガラス細工ながめたりするような。おなじ季節に生まれて東京で育って、違う中学へ上がって、全然違う方向へ進んでった。うらやましいんだろうな。きっと彼女に久しぶりに会いでもしたら、自分が日陰の生き物なんだなって思う。彼女は、太い茎で空に向かってどーんと構えてるような強そうでかっこいい花。傷ついたり思い悩んだりしてるなかでもちゃんと茎を上に向かって伸ばしてる。生き方からもう敵わないんだろうな。彼女の日記も多分彼女自体も好きだけど、私は卑屈だからなんか駄目だ。解釈が合ってるか分からないけど、安藤裕子の「隣人に光が差すとき」を聞いてて思う感覚と似ている。これは恋の歌だったのかな。それともただ羨望としてとってもいいのかな。ああでも嫌だな、気づかなければよかった。もうこの歌聴いたら彼女のことを思い出してしまうかもしれない。彼女が私のことなんて忘れていますように。