浮き沈みを繰り返しながらも順調な毎日。とても順調な毎日。気に病むようなことがあっても、なにか書き留めておきたいことを思いついても忘れてしまえるような順調な毎日。
今月の私は、新しいバイトを初めて1カ月が経ち、コンタクトレンズを始め、久しぶりの美容院に行った。せめて外だけでも停滞をなくすようにと、毛繕いに気を使うのに時間をかけすぎている。効果に対して無駄の多いこと。
いろいろなタスクがたまっているのに、忙しさでキャパオーバーになりあんまりこなせていない。せめて他人との連絡くらいはきちんとせねば、と思うのだけれどなかなか億劫で進まない。しかしタイムリミットはあるので近日中に済ます。そういうことが滞っていることへの危機感みたいなものが足りていないのが今の大きな問題。人様に迷惑をかけてはいけない。バイトを始めるといっきにバイトに時間を支配されてしまう。ぼーっと将来の不安に身を任せる時間さえ失ってしまう。大学生は勉学にいそしんだほうがいいはずだ。なんの結果も残せなくとも、それでもやっぱり勉強はしたい、しないといけない。

気づけばじいちゃんが逝って1ヵ月が経っていた。月命日に気がつかなかったのはどうしてだろう。じいちゃんが亡くなってから大きな停滞から救われた気がするのは、じいちゃんがあの世へいろいろわずらわしいものを持って行ってくれたのだろうか、などと考えるのは都合がよすぎるか。

何かをゆっくり振り返る余裕のないままの自転車操業的な日々に、どうにかゆっくり振り返る時間をつくれるといいのだが。